Cognitraxの概要
Cognitrax (コグニトラックス)の概要
- 米国のCNS Vital Signs社が開発した認知機能検査技術
- 既存の認知機能検査を基にし、コンピューターを用いてウェブ上で検査を実施
- 記憶力・注意力・処理速度・実行機能など広範囲の機能領域を測定、結果は数値化、年齢標準値との比較で表示
- 10種類のテストを提供、検査目的によりテストを選択可能
- 測定が完了するとその場で結果(報告書)を取得
- 個人の値を経時的モニターすることにより記憶力や認知機能の変化を見つけることが可能
- 50ヶ国の言語に対応している検査
- ミリセカンド単位の感度で、正確で信頼性が高い測定
- 非常に低い学習効果や天井効果
Cognitrax検査の実施イメージ
Cognitrax 検査は、通常のPCとネット環境さえあれば、いつでも、どこでも、簡単に自分で脳の認知機能を測定することができます!
Cognitraxのテスト一覧
Cognitraxでは10種類のテストを用意しています。
以下のテストの中から、目的によっていくつかのテストを選ぶことができ、また、いつでも変更できます。
-
①言語記憶テスト
-
②視覚記憶テスト
-
③指たたきテスト
-
④符号化(SDC)テスト
-
⑤ストループテスト
-
⑥注意シフトテスト
-
⑦持続処理テスト
-
⑧表情認知テスト
-
⑨論理思考テスト
-
⑩4パート持続処理テスト
- 【ショート】
簡易な認知機能の検査(所要時間:15分~20分) - 【ベーシック】
一般的な認知機能の検査(所要時間:30分~40分) - 【ロング】
完全な認知機能の検査(所要時間:50分~60分)
バッテリー | Cognitrax ショート | Cognitrax ベーシック | Cognitrax ロング | |
テスト | 言語記憶 | 〇 | 〇 | 〇 |
視覚記憶 | – | 〇 | 〇 | |
指たたき | 〇 | 〇 | 〇 | |
SDC | 〇 | 〇 | 〇 | |
ストループ | – | 〇 | 〇 | |
注意シフト | – | 〇 | 〇 | |
持続処理 | 〇 | 〇 | 〇 | |
表情認知 | – | – | 〇 | |
論理思考 | – | – | 〇 | |
4パート持続処理 | – | – | 〇 | |
所要時間 | 約15~20分 | 約30~40分 | 約50~60分 |
Cognitrax検査の結果(レポート)
検査で評価される認知機能領域
- 総合記憶力
- 言語記憶力
- 視覚記憶力
- 認知機能速度
- 反応時間
- 総合注意力
- 認知柔軟性
- 処理速度
- 実行機能
- 社会的認知
- 論理思考
- ワーキングメモリー
- 持続的注意力
- 単純注意力
- 運動速度
- 神経認知インデックス(NCI)
レポート書式(例)
検査の結果(レポート)を検査直後に出力または後日ダウンロードすることができます。また、レポートには被験者の情報と標準値が掲載されており、標準値との比較をすることも可能です。
Cognitraxのレポート例
❶検査情報
被験者のID、検査実施日など
❷認知領域ダッシュボード
認知領域毎のスコア。個々のテスト結果の組み合わせで算出。実施した検査テストにより、出力される領域は異なります。
❸検査テストの結果
それぞれのテストの結果。実施したテストにより、出力は異なります。
❹3種類のデータを出力
- ■実測値
測定された実際の値。正解数、誤答数、反応速度(msec)等。 - ■標準化スコア
同年代との比較による変換値。平均値を100、標準偏差を15として計算したもの。 - ■%スコア
標準化スコアを変換したもので、1から99のスケールでの位置を示すもの。
※ダッシュボードでは、標準化スコア、%スコアの値による判定結果を「X」で表示